シャンプーは毎日すべき?美容師に聞く、頭皮トラブルを防ぐシャンプー選びと洗い方
あまり汗をかかず頭皮のベタつきを感じにくい時は、つい頭皮ケアをおろそかにしていませんか?
「シャンプーを1日おきにする人も多いですね。でも頭皮に汚れが残っていると、育毛トニックの効果を十分に引き出せないことがあります」
と語るのは、美容師の鈴木祐一郎さん。
育毛トニックの効果を引き出すシャンプーと、正しい洗い方について教えていただきました。
ZENKO 吉祥寺 chere(ゼンコー キチジョウジ シェール)
鈴木祐一郎さん
日本武道館で行われたヘアスタイルのデザインコンテストで、全国1600人中第3位を獲得。パリコレクションにも参加する実力派の美容師。スタイリングを楽にするパーマが得意で、ライフスタイルに合わせたヘアスタイルを提案。男性ゲストからの支持も厚い。
汗をかかなくても頭皮は汚れているという事実!
「汗をかいていないから」といっても、私たちの身体は新陳代謝をくり返し、老廃物を排出しています。また全身の中で、頭皮はもっとも皮脂腺が多い部位です。整髪料やホコリなども付着しますし、意外と頭皮は汚れているんですよ。
時間がたって酸化した皮脂は「過酸化脂質」という刺激物質になります。これらの汚れが毛穴の詰まりや炎症、雑菌の繁殖などを引き起こし、トニックの成分の浸透も妨げてしまいます。
またシャンプーをしないことで、トニックをつけ忘れてしまう人も多いようですね。
その日の汚れはその日のうちに落とすことが、薄毛対策の大前提。女性より皮脂が多い男性は特に、ひどく頭皮が乾燥している人を除いて、毎日シャンプーすることをおすすめします。
スカルプシャンプーで頭皮をすこやかに
頭皮の硬さや乾燥が気になる人は、スカルプシャンプーで洗うのがおすすめです。余分な皮脂や汚れを落とすだけでなく、頭皮の健康を考えた成分が配合されているのが特長です。頭皮のうるおいを保って、柔らかくする効果が期待できますよ。
ビタブリッドのスカルプシャンプーは香りがいいですね。洗い上がりも、スカルプシャンプー特有のきしみが少なくよかったです。きしみが気になって使用をやめてしまう方がいるので、こちらのスカルプシャンプーなら続けてもらえそうです。
髪と頭皮にやさしい洗い方をマスターしよう
「どんなシャンプーで洗うか」だけでなく「どう洗うか」も重要です。まずはシャンプー前に髪をブラッシングして、汚れを浮かせておきましょう。シャンプーするときは、髪よりも地肌をメインに洗うことを意識してみてください。
1.お湯で予洗いする
シャンプー前にお湯でしっかり予洗いすると、汗やホコリの大半を落とすことができます。シャンプーの泡立ちがよくなるので、摩擦が減り、髪と頭皮のダメージを押さえられます。1~2分を目安に、髪だけでなく地肌までしっかり予洗いしましょう。
2.シャンプーを手でなじませてから髪につける
シャンプーを手のひらにとって、白く泡がたつまでなじませます。
なじませずに頭皮に直接つけると、泡立ちにくく、洗い残しの原因になりがちです。また泡立てすぎても、髪が含んでいる水で薄まってしまうので、ほどほどでいいですよ。
毛先からつけて、泡立ちだしたら頭全体に広げていきましょう。
3.地肌を丁寧に洗う
十分に泡が立ったら、指の腹を使って、地肌を動かすように洗います。爪をたてたりゴシゴシ力を入れたりすると、乾燥の原因になるので気を付けてください。やさしく丁寧に、2~3分かけて洗うのが理想的です。
余裕があればそのまま1分ぐらいおいて、保湿成分を頭皮に浸透させるといいですよ。
4.たっぷりのお湯でしっかりすすぐ
シャンプーのすすぎ残しは、洗浄成分が「キャッチした汚れ」のすすぎ残しにもつながります。シャンプーと同様に2~3分かけて、しっかりすすぎましょう。耳の上と後頭部がすすぎ残しゾーンなので、特に念入りにすすいでください。
シャンプーとトニックは1セットで行うのが吉!
髪を濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなり、髪に含まれる水でトニックが薄まってしまいます。シャンプー後はなるべく早く髪を乾かして、トニックをつけるのがおすすめです。頭皮の汚れがキレイに落ちて、お風呂で血行もよくなっているため、
○頭皮にトニックが浸透しやすい
○血流にのって、トニックの育毛成分がめぐりやすい
といったメリットがあります。
トニックは頭皮に直接つけて、頭皮全体にまんべんなく行き渡らせましょう。なじませながら頭皮マッサージを行うと、より効果的です。
●1日1分でOK!頭皮マッサージのポイント
頭皮マッサージは毎日続けることが大事なので、1日1分でもOKです。両手の指で頭皮をつかみ、頭皮を中央に寄せるように動かしてください。ポイントは次の3つです。
○1か所につき、ゆっくり3回動かす
○1回2回は助走のような感じで、3回目でしっかり力を入れて動かす
○揉むのではなく頭皮を動かすイメージで行う
耳の上には太い血管があるので、特に忘れず行いたい部分です。指を添えて、円を描くように動かしましょう。
家で過ごす時間が多い今こそ、ぜひじっくり頭皮ケアに取り組んでみてください。仕事には休暇が必要ですが、育毛は「年中無休」が大切です。冬も油断せずに頭皮ケアを継続して、立ち上がりのいい丈夫な髪を育てましょう!
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