【プロ直伝】8つの育毛Q&A

基本知識

今回は育毛について感じる疑問のあれこれを特集。
育毛成分から都市伝説にいたるまで、本当のところどうなの?
育毛のプロが解説させていただきます!

【Q1】ミノキシジルは本当に効くの?

【A】頭皮の血行不良で悩む方には効果的。 ただし、副作用も。

ミノキシジルは頭皮の血管を拡張して、毛根に栄養を運びやすくする成分。血行不良で悩む方には効果的ですが、AGAの方などは効果を感じにくいかもしれません。さらに、そもそも毛細血管が少ない後頭部や生え際には、効果が出づらいと言われています。
自分に合った育毛成分を選ぶことが大切です。

【Q2】ダイエットすると薄毛になるって本当?

 【A】大事な栄養素が頭皮まで回らず、 結果的に薄毛になることも!

食事制限した場合、食事から摂った貴重な栄養素は、優先的に大事な臓器にまわります。生命維持に関係のない髪の毛に回るのは後回しに!そのため、栄養素が行き渡らず、結果的に薄毛になる可能性があります。さらにダイエットによるストレスが薄毛を進行することも。

【Q3】雨にあたると 髪の毛が薄くなる?

【A】雨に濡れるだけでは薄毛になりませんが、 濡れたまま放置は、雑菌繁殖の危険が!

日本の雨の「酸性度」はとても低いため、雨にあたるだけで薄毛になることはありません。

しかし髪の毛が濡れたままだと、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。これがダメージを引き起こし、薄毛になることも。さらに頭皮の温度が下がると血行不良になり、頭皮に栄養が届きづらくなります。雨に濡れたら早めに乾かすことが大切です。

【Q4】フィナステリドは女性が使っちゃダメ?

妊娠中や授乳中の女性は触るのも厳禁です!

AGA治療の有効成分「フィナステリド」。
男性ホルモンを抑制するので、男性も性欲減退など副作用がありますが、特に危険なのは女性の使用です。妊娠中や授乳中の女性がフィナステリドを服用した場合、胎児や乳児が男児であった場合、生殖器の発育に異常をきたす恐れがあります。皮膚からも吸収されるため触るのもNGです。

フィナステリドは、クリニックなどで処方されるAGA治療薬に含まれる成分です。副作用を心配される方は、ビタミンCが主成分の発毛促進剤など、市販の育毛剤の使用がおすすめです。

【Q5】育毛剤の効果がなかなか出ない場合は?

【A】生え変わる時期かもしれないので、3~6ヶ月以上様子を見ることがおすすめ。

髪の毛は4〜6年の「ヘアサイクル」を繰り返して成長したり抜けたりします。もし育毛剤の効果が出ない場合、ちょうど退行期や休止期であった可能性もあります。
また育毛剤の効果が出すぎるあまり、一時的に髪の毛が抜ける「初期脱毛」が起きている可能性もあります。この場合、使用して数ヶ月ほど経過すると新たな毛が生えるようです。

いずれにせよ育毛剤は3~6ヶ月使い続けることで、本来の効果が見えやすくなると言われています。

【Q6】パーマやヘアカラーは 薄毛に影響ある?

【A】髪に不純物が残りやすいパーマやヘアカラーはしないほうがベターです!

パーマもカラー剤も頭皮に残留物が残る可能性があるため、刺激を与え、薄毛を進行する可能性があります。定期的なカラーやパーマは頭皮にとって悪影響。

特に注意すべきなのは家庭用のヘアカラー剤やパーマ液です。美容院よりも市販の方が効果が出るよう、強い薬剤になっていることがあります。さらに自己流でケアをすると、頭皮につきすぎてしまったり、洗い残しが出る可能性も。パーマやヘアカラーをするのであれば、できるだけ美容院でケアするのがおすすめです。

【Q7】帽子をかぶると薄毛になる?

【A】紫外線ダメージの予防には帽子をかぶるのがおすすめです。

帽子をかぶると頭皮が蒸れたり、髪の毛がペチャンコになるため、薄毛になると考える人も多いようです。しかし皮脂をきちんと毎晩洗い流せば、全く問題ありません。むしろ帽子をかぶることにより、紫外線ダメージを防ぐことができます。

頭皮は肌よりも3倍紫外線を浴びるとも言われています。薄毛の回避には、積極的に帽子を着用したいものです。

【Q8】生え際は薄毛が進行しやすいって本当?

【A】男性ホルモン受容体が集中し、紫外線に晒される生え際は特に薄毛に!

男性の場合、前頭部の薄毛の原因はAGA。
男性ホルモンの受容体が多い、つむじや生え際は薄毛になりやすくなります。さらに生え際は、紫外線のダメージを受けやすい部分。紫外線で頭皮の17型コラーゲンが破壊されると、髪の毛を生やすための毛穴が消滅してしまうことにも!17型コラーゲンを増やす「ビタミンC」入りの育毛剤を使うなど、早めの対策が肝心です。