彼氏(旦那)が薄毛ってどう思う?パートナー&本人が取るべき行動

対策方法

薄毛になると、周りの目を気にする方は多いでしょう。

とくに、彼女や妻といったパートナーからどう思われているのかを気にする男性はとても多いです。

また、パートナーがいない男性だと「薄毛だからモテないのではないか」と不安になることもあるでしょう。

今回は、彼氏や旦那がハゲている(ハゲてきた)場合に女性が取るべき行動と、薄毛の男性がパートナーの女性に取るべき行動を紹介します。

この記事の監修者

 

佐藤 留美

藤崎メディカルクリニック 副院長

2002年久留米大学医学部卒業後、久留米大学病院で研修医として勤務。

現在は同大学の関連病院で呼吸器科・感染症科・アレルギー科として勤務する傍ら、2023年10月より藤崎メディカルクリニック 副院長に就任。
医学博士、日本内科学会認定医・総合内科専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本感染症学会感染症専門医・指導医、日本化学療法学会化学療法認定医・指導医、日本結核病学会抗酸菌症認定医・指導医、日本アレルギー学会アレルギー専門医等を取得。

本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

彼氏(旦那)がハゲてることを女性はどう思っている??

そもそも、女性は男性の薄毛をどのように思っているのでしょうか。

今回は20代~60代の女性を対象にアンケート調査を行いました。

調査概要

居住地:全国

ターゲット:20代~60代女性

回収時期:2022年2月16日~2022年2月18日

サンプル数:100

調査方法:インターネット調査

ハゲている男性が恋愛対象になるかどうは「年齢による」が最多

「薄毛の男性は恋愛対象になりますか?」という質問に対しては、「なる」(32%)、「ならない」(27%)、「年齢による」(41%)という結果でした。

最も多いのが「年齢による」という回答でしたが、その年齢については「40代前半」(19%)、「40代後半」(15%)、「30代後半」「50代前半」(ともに14%)であることから、おおむね40代前後からの薄毛は、気にならない方が多いことが分かります。

ちなみに、「過去に薄毛の男性とお付き合いしたことがありますか?」という質問では、「ある」(25%)、「ない」(75%)という結果でした。

パートナーがハゲてきても「許容できる」が、「対策はしてほしい」

「もしパートナーが薄毛になったら許容できますか?」という質問に対しては、「はい」(85%)、「いいえ」(15%)という結果であり、圧倒的に許容できる方が多いことが分かります

つまり、「恋愛対象になるかどうか」という観点では、薄毛は決して有利ではないものの、すでにパートナーになっている場合は許容される傾向があります。

とはいえ、パートナーがハゲてきた場合に何かしらの対策はしてほしいと答えた方は約8割もいるため、「許容はできるが対策はしてほしい」というのが本音かもしれません。

ハゲてきた彼氏(旦那)にパートナーが取るべき行動

彼氏や旦那がハゲてきても気にしない方はいるかもしれませんが、当の本人は深刻に悩んでいることが多いものです。ここでは、ハゲてきた彼氏や旦那に対して、パートナーとして取るべき行動を紹介します。

「気にしていない」ことを伝える

彼氏や旦那の薄毛が気にならないのであれば、正直にその気持ちを伝えましょう

あえて「言わない」「触れない」という方もいますが、言葉にして伝えないと「やっぱり気にしているのではないか?」と誤解される可能性もあります。

薄毛がストレスとなり、そのストレスが更なる薄毛を招くこともあるので、まずはそのストレスを和らげてあげることを考えましょう。

薄毛とストレスの関係については「【図解】ストレスで抜け毛が増える理由と治すために必要なアクション」で解説しています。

食事内容を改善(提案)する

日頃の食事は、頭皮環境に多いに影響を及ぼします。

とくに、妻として毎日の食事を作っている方であれば、「髪の毛に良い」とされる栄養素を豊富に含んだメニューを意識的に増やすのもよいでしょう。

髪の毛に良いとされる栄養素は沢山ありますが、その中でも代表的なものは以下の5つです。

タンパク質 タンパク質の1種「ケラチン」が髪の毛の99%を構成
亜鉛 アミノ酸をケラチンに換える働きがある
ビタミンB群 過剰な皮脂の分泌を抑えて、頭皮環境を整える
ビタミンC 細胞を活性化させ、頭皮の炎症も抑える
イソフラボン 薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(男性ホルモンの1種)の生成を抑える

薄毛の予防におすすめの栄養素、食べ物について詳しくは「【図解】抜け毛を予防する食べ物大全~最強の食材&メニュー」で紹介しています。

薄毛対策の強い味方「キムチ」

薄毛対策に効果的な栄養素は数多くあるため、毎日バラエティに富んだメニューを作るのがベストですが、メニューを考えるのは一苦労。

そこでおすすめなのが「キムチ」です。

キムチは各種ビタミンだけでなく、血行促進効果のあるカプサイシン、栄養の吸収を高めてくれる乳酸菌も豊富に含まれています。そのまま食べるのはもちろん、タンパク質とビタミンB群が豊富な豚肉を合わせた「豚キムチ」、タンパク質、イソフラボンが豊富な納豆と合わせた「納豆キムチ」を作れるなど、汎用性の高さも魅力です。

薄毛対策のために食生活を大きく変えることは難しいですが、キムチや納豆などのストックできる食品なら毎日の食事に取り入れるのは難しくないでしょう。

※納豆キムチは最強ストックレシピ

生活習慣の改善を提案する

先述した食生活以外にも、睡眠や運動習慣は頭皮環境に大きく影響します。

睡眠時間は8時間以上とるのがベスト

成長ホルモンは髪を作る毛母細胞などを活発化させる働きがありますが、その成長ホルモンが最も分泌されるのが睡眠中です。

よく「ゴールデンタイム」と表現され、22時~2時までが最も成長ホルモンが分泌される時間帯と言われることがありますが、これに関して、科学的根拠はほとんどありません。重要なのは「睡眠の総時間」です

寝不足が頭皮環境に良くないのは言わずもがな、少なくとも8時間は睡眠をとるのがベスト。就寝グッズをプレゼントしたり、一緒に暮らしている方であれば、自分も早く寝るように心掛けるなど、パートナーとして就寝環境をサポートしてあげましょう。

運動習慣を作ろう

運動不足は血行不良を招き、毛母細胞への栄養供給が不足します。その結果、薄毛に繋がる可能性があります。

なかなか一人だと運動を続けるのは難しいものですが、誰かと一緒に運動するとなると「サボれない」という意識が働き、継続しやすくなります。最初はウォーキングなどの軽い運動で良いので、パートナーとして一緒に運動をして、習慣化させましょう。

お酒やタバコは控えるように注意する

お酒やタバコが頭皮環境に良くないのは周知の事実です。簡単にやめられるものではありませんが、お酒の量を減らす、禁煙に挑戦してもらうなどを提案しましょう。

自分がお酒を飲む、または喫煙者である場合は、まずは自分から実践してみるのもよいでしょう。

髪型を提案する

薄毛を改善するのは簡単ではなく、時間もかかりますが、薄毛が目立ちにくい髪型にすることは今すぐできます。髪型に無頓着な男性は意外と多いので、パートナーとして似合うと思う髪型を提案してあげましょう。

【おすすめの髪型】

基本的に、髪の毛が短いほど薄毛は目立ちにくいので、「ショートカット」が最もおすすめ。抵抗がない方であれば「坊主」もよいでしょう。サイドと襟足を短くして、頭頂部にボリュームを出した「ソフトモヒカン」もおすすめです。

髪の毛を短くしたくない方であれば、伸ばした髪の毛をすべて後ろにかき上げる「オールバック」は頭頂部の薄毛を目立ちにくくできます。

自分に似合う髪型が分からない男性も多いので、パートナーとして親身になって、アドバイスしてあげましょう。

ハゲてきた男性がパートナーに取るべき行動

冒頭のアンケート調査にもあったように、彼氏や旦那がハゲてきたとしても、多くのパートナーは許容しています。つまり、多くの男性は自意識過剰になっているケースが少なくありません。

ここでは、ハゲてきた男性がパートナーに取るべき行動を紹介します。

ハゲていることを気にし過ぎない

繰り返しになりますが、彼氏や旦那がハゲてきたことをパートナーはそれほど気にしていないケースが多いです。にもかかわらず、当の本人が薄毛を気にし過ぎていると、パートナーに気を遣わせてしまいます。

あまり思い悩んでも薄毛が改善されるわけではありませんから、「男性だから仕方ない」くらいに楽観的に考えましょう。

気にしなさ過ぎるのもNG

ハゲていることを気にし過ぎるのはよくありませんが、一切気にしないというのもよくありません。髪の毛に無頓着過ぎるとパートナーの心象もよくないでしょうから、逆効果です。薄毛であろうと、清潔感のある髪型を心掛けましょう

薄毛対策について相談する

冒頭のアンケート調査で「パートナーがハゲてきた場合に何かしらの対策はしてほしい」と答えた方が約8割もいたように、女性は男性の薄毛対策には好意的な傾向があります。

しかし、ウィッグやカツラでの対策は嫌がる方が多いです。ですので、薄毛対策を検討している方はパートナーにどのような方法で対策すべきかを事前に相談しましょう。

薄毛対策にかける費用についても相談しよう

薄毛対策にはお金がかかります。とくに結婚している方は家計を考慮しないといけないでしょう。

ちなみに、妻が許容できる薄毛対策費用は1万円程度が相場と言われています。

「ハゲだから彼女(結婚)ができない」と思い込んでいる男性が取るべき行動

ここからはパートナーがいない薄毛男性が取るべき行動を紹介します。

ハゲていることを気にし過ぎない

先の薄毛男性がパートナーに取るべき行動としても紹介しましたが、パートナーがいる/いないに関係なく、ハゲていることを気にし過ぎるのはよくありません。女性からすると「卑屈」と捉えられることがあるからです。

薄毛はたしかにマイナス要素かもしれませんが、それ以外の魅力をアピールしましょう。

薄毛でも気にしないパートナーを探す

「男性の薄毛」に対しては一定数マイナスのイメージを持っている女性がいることは事実ですが、必ずしもそうではありません。少数派ではありますが「薄毛の男性が好き」という方もいます。

「好き」まではいかなくても、「気にしない」という方は多いので、薄毛がネックになってアプローチできていない男性はもっと積極的になってもよいでしょう

薄毛以外の部分を磨く、改善する

薄毛は遺伝的に仕方がない部分がありますが、見た目に関しては努力によって改善できる部分もあります。

・髪型

・ファッション

・体型

とくに体型に関しては、「薄毛よりもデブの方が嫌」というデータもあるように、まずは健康的な体作りを心掛けるのがおすすめです

薄毛対策をする

女性がどう思っているかどうかにかかわらず、薄毛が原因で自信を失っているならば対策をしましょう。

・生活習慣の改善

・ヘアケア商品を試す

・クリニックを受診する

自分に合ったものを検討しましょう。