初期脱毛はなぜ起こる?

2018年12月4日

育毛をはじめると、最初の時期になぜか髪が抜けやすくなることがあります。せっかくケアをしても毛が抜けるなんて…本当に大丈夫なのでしょうか? これは「初期脱毛」と呼ばれる現象の可能性があります。今回は、育毛ケアをはじめた初期によく見られる「初期脱毛」についてご紹介します。

 

脱毛の原因はヘアサイクルの乱れ

初期脱毛を紐解くカギになるのが「ヘアサイクル」。髪の毛はヘアサイクルと呼ばれる一定の周期をたどって、成長しやがて抜け落ちます。このヘアサイクルにおいて、いちばん大切なのが成長期。髪の毛が伸びて成長する、ヘアサイクルの中でも最も長い期間です。
この成長期が短くなると、髪の毛は細くなり、弱毛と呼ばれる細い産毛のような状態になります。AGA(男性型脱毛症)を発症している場合、成長期が極端に短くなるため、この弱毛だけが多くなります。

健康な状態であれば、成長期には太く長く成長するはずの髪の毛が、産毛にしかならない状態で抜けてしまう・・・という乱れたヘアサイクルを繰り返してしまうのです。これが、慢性的な薄毛の原因です。

 

初期脱毛が起こるメカニズム

慢性的な薄毛の場合、髪の毛はずっと弱毛の状態から変わることはありません。しかし育毛剤によって髪の毛が生え変わる準備が整うと、初期脱毛が起こると考えられています。

育毛剤の有効成分は、髪の毛がうまれる毛母細胞に、ダイレクトに働きかけます。すると、毛母細胞は育毛剤の影響で急激に活発化します。休止期に入っていた毛母細胞は、通常より早く成長期に入っていきます。そのため、もともと生えていた古い髪の毛が、成長した新しい髪の毛に押し出されるように抜けてしまいます。これが初期脱毛と呼ばれている現象です。

髪の成長や発毛サイクルの乱れ方は人それぞれ。初期脱毛の起こる時期や脱毛期間も、人によって違います。脱毛期間については、短い方で1週間、長くて約1〜2ヶ月であることが多いようです。

 

初期脱毛は育毛剤が効いているサイン

古い髪の毛はヘアサイクルによって、遅かれ早かれ抜けていくものです。初期脱毛の場合は、育毛剤で毛母細胞が活発化した影響で、通常より少し早く一気に抜けてしまいます。

一気に抜けてしまうので、最初は驚くかもしれませんが、この初期脱毛は育毛ケアを始めた人の3〜4割に見られる現象です。

また初期脱毛で抜ける髪の毛は、ヘアサイクルの乱れによる産毛のような”弱毛”です。弱毛が抜けた後には、太くしっかりとした髪の毛が生えてくると言われています。

 

初期脱毛の見分け方

慢性的なヘアサイクルの乱れによる脱毛と、初期脱毛を見分ける場合、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか? 下記に当てはまる方は、初期脱毛の現象が出ていると言えるかも知れません。

●最近、新しい育毛剤を使いはじめた。
●赤み・かゆみ・炎症など、頭皮のトラブルは今の所出ていない。
●髪が抜けたところから、産毛のようなものが生え始めた。

もし育毛剤を使用してから、赤みやかゆみなどの頭皮のトラブルが見られる場合、すぐに使用を控え医師に相談してください。

それ以外の場合の抜け毛については、初期脱毛である可能性が高いため、今までご使用していた育毛剤を使ってしばらく様子を見ていただくことがおすすめです。ヘアサイクルが正常に戻ってきている可能性が高く、ここで急に育毛剤をやめてしまうと、またヘアサイクルが悪化する可能性があります