【図解】ビタミンC美容液の効果が出ない理由とは?
「ビタミンC美容液って高いよね」
「効果が分からないからやめちゃった」
様々な肌トラブルに効果があると言われ、基礎化粧品としても定番になっている「ビタミンC美容液」ですが、イマイチ効果を実感しない方が多くいます。
今回はビタミンC美容液の効果から選ぶ時のポイントなどについて解説します。ビタミンCの効果について正しく理解して、自分に合ったものを選びましょう。
この記事の監修者
大橋成孝
赤坂一ツ木通りクリニック医院長
慶応義塾大学医学部卒業後、循環器内科入局。2019年より赤坂一ツ木通りクリニックの院長に就任。循環器内科を専門とし、一般内科に加えて循環器疾患の診療も行っている。
本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません
ビタミンC美容液の効果とは?
ビタミンC美容液とは、その名の通りビタミンCが配合された美容液のことです。
そして、ビタミンC美容液には「ピュアビタミンC」が配合されたものと「ビタミンC誘導体」が配合されたものの2種類が存在しています。
詳しくは後述しますが、ピュアビタミンCは“素のビタミンC”であるため即効性がありますが、酸化しやすい性質を持ち合わせています。その酸化しやすい弱点を補うために、別の分子で保護したようなものをビタミンC誘導体といいます。
ビタミンC誘導体については「【図解】ビタミンC誘導体化粧水の効果を感じない理由とは?」で詳しく解説しています。
2種類に大別されるビタミンC美容液ですが、その効果は主に3つあります。
① ターンオーバーの乱れを整える
② 日焼け後のメラニン増加を防止する ③ 傷跡をきれいに治す |
①ターンオーバーの乱れを整える
肌のターンオーバー(角層ができてから剥がれおちるまでの新陳代謝)周期は年齢とともに長くなります。それによって引き起こされる肌トラブルは多岐にわたります。
ビタミンC美容液にはターンオーバーを正常にすることで、次のような肌トラブルを予防・改善する効果が期待できます。
・毛穴の開き
・乾燥(による小じわ)
・ニキビ
ターンオーバーの改善で期待できる効果➀ 毛穴の開きを抑える
ターンオーバーが遅くなると、古い角質細胞がいつまでも肌の表面に残ります。角質が厚くなると肌のハリがなくなり、肌がゴワつき硬くなっていきます。徐々に毛穴が開いていき、またその毛穴のなかに古い角質がたまって黒ずんでいき、イチゴのように毛穴が目立つ肌になってしまいます。
遅くなっているターンオーバーを促進する(正常にする)ことで、古い角質細胞が毛穴に溜まりにくくなるので、開きを抑えられるようになります。
ターンオーバーの改善で期待できる効果② 乾燥を防いで、肌にハリを与える
ターンオーバーが遅くなると、古い角質細胞がいつまでも肌の表面にいるため、新しい細胞がなかなか表面に出てくることができません。そうすると、基礎化粧品を塗ってもすぐに乾燥していく、メイクをしても馴染みにくい、メイクが浮きやすい肌になってしまいます。
また、肌の水分が失われると乾燥による小じわが生まれますが、ビタミンCの働きによって新陳代謝が活性化されるため、肌にハリを与えて小じわやたるみを予防します。
ただし、乾燥による小じわは対策することができますが、対策せずに放っておいて深いしわになってしまうとホームケアでの改善は難しくなります。
ターンオーバーの改善で期待できる効果➂ ニキビ(吹き出物)を予防する
ターンオーバーが遅くなっている肌は毛穴に古い角質などの汚れが詰まりやすく、そのなかで炎症が起きやすくなっています。
ターンオーバーの乱れを戻すことで、ニキビや吹き出物を予防することができます。
ターンオーバーについては「【図解】肌のターンオーバーとは?年齢とともに周期が遅くなる原因&対策」でも詳しく解説しています。
②日焼け後のメラニン増加を防止する
ビタミンCには美白効果があるといわれますが、これは紫外線に当たると体内で活性酸素が発生して、メラニンが合成されるのを阻害する働きがあるためです。
メラニンの増加を防止することで、シミ・くすみの改善を期待できます。
メラニンの増加を防ぐ&合成されたメラニンを脱色する
ビタミンCには先述したメラニンの合成を阻害する働きのほか、合成された黒色メラニンを脱色する効果があることもわかっています。つまり、日焼けした肌、気づいたら濃くなっていたシミもビタミンCを摂取することで皮膚の色を白くする(戻す)作用があるのです。
また、日焼けすると肌は真皮が荒らされて結合繊維にも乱れが起きた状態になるので、シワの生成やハリも失われます。ビタミンCはそれらの修復にも役立ちます。
日焼け前後のケアについては「日焼け対策にも日焼け後のケアにもビタミンCがいい理由【医師監修】」でも詳しく解説しています。
③傷跡をきれいに治す
肌における結合繊維の再生にビタミンCは有効であり、外科的手術後の瘢痕予防やニキビ跡の凹みの修復にも効果を発揮します。
ただし、時間がたってしまった瘢痕やニキビ跡の凹みには十分な効果を発揮しません。傷やニキビができたときにすぐ、ビタミンCを積極的に摂取することで効果がみられます(効果には個人差があります)。
ビタミンCの美容効果については「【図解】ビタミンCの美容効果~シミ改善、美容液の使い方、食べ物~」でも詳しく解説しています。
ビタミンC美容液を選ぶポイント
ビタミンC美容液は種類が豊富にありますが、迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは自身に合ったものを選ぶためのポイントを紹介します。
「ピュアビタミンC」or「ビタミンC誘導体」
ピュアビタミンCとは、何もついていないビタミンC(=アスコルビン酸)のことです。
塗った瞬間からすぐにビタミンCの効果を発揮します。しかし、ピュアビタミンCは非常に酸化しやすく、壊れやすいというデメリットもあります。
逆に、ビタミンC誘導体の即効性はピュアビタミンに劣るものの、持続性が高いという特長があります。
そして、ビタミンC誘導体は次のような種類に分かれます。
・水溶性ビタミンC誘導体⇒ビタミンC誘導体のなかでは即効性が高い
・脂溶性ビタミンC誘導体⇒長時間じっくり浸透する
・両親媒性ビタミンC誘導体⇒即効性と浸透性の両方を持ち合わせているが、安定性が低い
肌がべたつきやすい脂性肌や混合肌の方は水溶性、乾燥肌の方は脂溶性が向いています。
総合すると、即効性を求める方は「ピュアビタミンC」タイプ、持続性を求める方は「ビタミンC誘導体」タイプ(そのなかでも自分の肌に合わせたタイプ)がおすすめです。
なお、ピュアビタミンCタイプは効果が高いものの、ビタミンCの安定性が低く、その安定性を補うために高い技術力が必要となるため、価格は高い傾向にあります。継続できる範囲の価格帯から選ぶことをおすすめします。
ビタミンC濃度
ビタミンC美容液によってビタミンC濃度は異なります(一般的に5%~25%)。当然、濃度が高いほど効果も高いですが、肌への刺激が強くなります。敏感肌の方はビタミンC濃度が低い、低刺激のものがおすすめです。
使用感(テクスチャー)
効果はもちろんですが、長く使い続けるものですから使用感(テクスチャー)も重要です。ユーザーの口コミを参考にしたり、実際に手にとってみてみることをおすすめします。
安定性
ビタミンCは安定して長時間浸透させることでその効果を最大限に発揮します。先述したように、ピュアビタミンCは効果が高いものの、安定性が低いという特性があります。安定性という観点でいえば、ビタミンC誘導体タイプが優れています。
しかし、ピュアビタミンCがおすすめではないのかというそうではありません。ピュアビタミンCを保護するための成分(または技術)が配合されていれば、ビタミンC誘導体と同じような持続性も期待できます。
ピュアビタミンCが配合された美容液を選ぶ際は、ビタミンC以外にどのような成分が使われているかをみるようにしましょう。
ビタミンC美容液が効果ないと言われる理由
「ビタミンC美容液、効果なかった」
「ビタミンCって効果あるの?」
という声もネットには散見されます。
これらの理由を検証してみました。
理由① 高くて続けられない
美容液は化粧水や乳液と比べると高価なものが多く、継続して使用しづらいのが難点です。実際、1本を使い切る程度の期間では効果が実感できないことも珍しくありません。
美容液1本で平均的に約1ヶ月は使えますが、少なくとも2~3本は続けることをおすすめします。
理由② そもそもビタミンCで効果がある範囲を超えた深い傷に使用している
ビタミンCには様々な美肌効果があるとはいえ、お肌のトラブルの全てを100%治す薬ではありません。
たとえば凹んでから時間のたったニキビ跡、深く刻まれた表情シワ、普通の日光性のシミに見えていたけれど別の理由があるシミ(肝斑やADMなど)、これらはビタミンCだけで効果を実感することは難しいといえます。
セルフケアだけの改善で難しい肌トラブルは、皮膚科、もしくは美容皮膚科へ相談するのがいいでしょう。
理由③ 乳液をつけていない
ビタミンC美容液は化粧水をつけたあとに使うのが一般的ですが、それだけで放置すると効果は薄れてしまいます。
美容液を付けたあとに、乳液(保湿クリーム)でフタをして、ビタミンCの効果が長くお肌に届くようにしましょう。
ビタミンC美容液によくある質問
ビタミンC美容液を今まで使ったことがない人、一度諦めてしまった人のよくある疑問、質問の回答をまとめました。
Q.ビタミンC美容液の美白効果は?
A. 先述したようにビタミンCには肌のターンオーバーを促す効果と、メラニン色素を減らす効果により、ダブルの美白効果があります。
Q.ビタミンC美容液の効果的な使い方は?
A.長時間効果が続くよう、朝晩の塗布を続けるとよいでしょう。
ビタミンC美容液は1日2回塗布するのが一般的です。ビタミンCの恩恵を1日中受けられるように、朝8時と夜8時など等間隔で塗布することをおすすめします。
また、外側からだけでなく、ビタミンCのサプリで内服を併用することもおすすめです。
Q.ビタミンC美容液は朝つけると良くない?
A. 問題ありません。
「ビタミンCは日光に対して敏感に反応するから、朝の使用は肌トラブルの原因になる」と言われることがありますが、これは間違いです。
ビタミンCが豊富な柑橘類に含まれる「ソラレン」には、紫外線の吸収を高める効果があるため、そのような迷信が生まれたと考えられますが、ビタミンCとソラレンは別物です。
また、ソラレンが紫外線の吸収を高める効果を発揮するにはレモンを30㎏程度摂取しないといけないため、これも現実的ではありません。
革新技術により生まれたパウダータイプのビタミンC美容
化粧品としてビタミンCを取り入れる場合、最も一般的なのは今回紹介したビタミンC美容液です。しかし、ビタミンC美容液はビタミンCが壊れやすいという特性を持ち合わせているため、その効果を実感できない方が多くいます。
韓国発祥の革新的技術が「ビタミンCの弱点」を解決!
美容大国と言われる韓国では消費者の目も厳しく、美容商品に関連する研究も最先端といえるほど進んでいます。最近では、コスメの最先端と言えば韓国が筆頭に挙げられるようになりました。
“LDHを活用したハイブリッド物質創造”
「塗ってすぐに効果を発揮するが壊れやすい」特性があるピュアビタミンCを安定させることに成功したのが、韓国の梨花女子大学の副総長、チェ・ジンホ教授です。約30~40年の間研究を重ね、ピュアビタミンCをバイオ融合技術によるLDHの層で守ることで長時間安定的に肌に浸透させることが可能になりました。
ビタブリッドCはなぜ長時間浸透するの?
ピュアビタミンCをLDHの膜で挟んでハイブリッド物質となったビタブリッドCは、肌へ塗布された後、自然な皮膚呼吸の中で生じる不要なもの、汗(NaCl)などの老廃物と結合しようとし、その代わりに中のビタミンCが放出・交換され(イオン交換方式)、肌の奥の角質層まで長時間浸透して行く仕組みとなっています。
ビタブリッドCはコスパ抜群
ビタブリッドCは1日約180円。ペットボトル約1本分の値段で一生もののお肌をケアできます。高いビタミンC美容液が続けられなかった人も、安定したピュアビタミンCが長時間浸透するビタブリッドCパウダーであれば、手持ちの化粧水などにちょい足しするだけでビタミンC美容液に早変わりします。
>>ビタブリッドCについて詳しくはコチラ
ビタミンCを内側から補給するならサプリメント
また、ビタミンCは化粧品を使って外側から塗布するのも有効ですが、同時に食事で摂取することも重要です。しかし、食事だけで1日の推奨量※(12歳以上の男女で100㎎)のビタミンCを毎日摂取するのは難しいものです。 ※参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より
ビタミンCが豊富な食材については「ビタミンCが多い食べ物・飲み物ランキング20選~効率的な取り方~」で紹介しています。
「プレミアムビタミンCマルチ」なら必要摂取基準量の50%以上を摂取できる
食事だけでの摂取が難しい方はサプリメントを活用するのがおすすめです。「プレミアムビタミンCマルチ」なら1日4粒飲むだけで、厚生労働省が定める必要摂取基準量の50%以上を摂取できます。
プレミアムビタミンCマルチは、ビタミンCのほか、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEなどがバランスよく総合的に配合されており、独自の製法によりビタミンが持続的に体内に吸収されます。
ビタミンCを外側からだけでなく、内側からも補給したい方はぜひお試しください。
>>【公式】プレミアムビタミンC マルチはコチラ
毎日の生活でほんの少しでも"美容って楽しい"と思ってほしい。そんな気持ちで、美に関する情報を発信していきますので、見ていただけると嬉しいです。