どっちが正解?育毛”初耳学”3問!

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薄毛で悩むウスイさん。フサフサな髪が自慢のフサ森先生に、育毛初耳学をおしえてもらいました。春に増えるアレが薄毛の元凶に?そして薄毛になる動物とは?

さあ、どっちが正解でしょうか?

 

春に増える薄毛の元凶は?
花粉 vs 紫外線


ウスイは、は、は、はーっくしょん!
フサ森:やあ、ウスイさん。花粉症かい?
ウスイ:そうなんです。もうかゆくて、何をする気も起きません。
フサ森:ははは。育毛対策は進んでる?
ウスイ:じつは、最近ちょっとさぼりがちで…。というのも、育毛剤を使い始めて1ヶ月も経つのに、全然効果が出ないようなんです。
フサ森:まだまだ慌てることはないぞ。というのも、育毛剤の効果が出るのは、最低3ヶ月かかると言われているんだから。それに、春は薄毛を促進してしまうあるモノが増えるから、なおさら育毛対策には油断ができないんだ。
ウスイ:あるモノ?もしかして…花粉ですか!?
フサ森:花粉症の人は、頭皮のかゆみなどのアレルギー反応を起こしやすいとは言えるかもしれない。それで結果的に、炎症や血行不良がおき、ヘアサイクルが乱れる可能性は否定できない。でももっと、直接的に薄毛をもたらすものがある。それは「紫外線」なんだ
ウスイ:紫外線!?太陽の光で、薄毛になっちゃうのですか?
フサ森:そう。紫外線というと、真夏に降り注ぐイメージだが、実はもっとも多いのは5月。その年にもよるが、一般的には4月は8月と同じくらいの紫外線が降り注ぐんだよ。紫外線による活性酸素で頭皮が酸化、つまり老化すると、発毛サイクルが鈍化し、髪の毛が成長しづらくなると言われている。
ウスイ:紫外線ってそんなに頭皮に影響があるんですね。太陽は今まで、浴びっぱなしでしたよ!
フサ森:それに紫外線は健康な髪の毛を生やす頭皮の17型コラーゲンも破壊することが、東京医科歯科大学の発表により明らかになっているよ。だから紫外線が強くなる季節はとくに、頭皮ダメージを緩和するビタミンC入りの育毛剤を使うなどしておいたほうが良さそうだな。
ウスイ:ビタミンC入りの育毛剤は、紫外線を浴びた頭皮にも良いのですか?
フサ森ビタミンCは、酸化した頭皮を還元する力があるんだ。それに、ビタミンCを塗った皮膚は、より毛を生やすということが実験でも明らかになっているよ。このマウスの実験写真を見るとビタミンCを塗ったほうのマウスのほうが、17型コラーゲンが増え毛も生えてきたことがわかる
ウスイ:おお!すごい毛が生えている!ビタミンCって、本当に発毛効果があるんですね。

答え|紫外線 花粉

 

男性ホルモンが原因で薄毛になる動物は?
ハゲタカ vs サル

ウスイ:うちで飼っている犬は毎日何本も毛が抜けるけど、いつもモコモコのフサフサでうらやましいです。薄毛になる動物も、いるのでしょうか?
フサ森:動物のなかには、本来はフサフサの毛をもつにもかかわらず、男性ホルモンで薄毛になってしまう種類がある。なんだと思う?
ウスイ:わかりました、ハゲタカですね!? 名前から想像しました。
フサ森:ハゲタカは餌をとる時に毛があると邪魔になるから、生まれた時から頭には毛がないんだ。もともと毛があるのに、薄毛になってしまう動物とは訳が違う。動物のなかには、人間と同じように、男性ホルモンが原因で薄毛になってしまう種類がある。それは、サルなんだ。
ウスイ:サル!?でも薄毛のサルって、見たことないなぁ。
フサ森:サルの中でも「ベニガオザル」は、前頭部から毛が抜けていく、典型的な男性型脱毛をすることで知られている。
ウスイ:男性型脱毛症ということは、AGAですね!?
フサ森:そう。そして面白いことに、サルのなかでもっとも男性ホルモンが強いと言われているのが、群れのなかのボスザル。好戦的かつ闘争的なサルほど、男性ホルモンの分泌が多いらしい。人間も同じことが言えるかもしれないな。

答え|サルハゲタカ

 

脱毛ホルモンを防ぐのは?
ビタミンC  vs カプサイシン

ウスイ:それにしても、男性ホルモンが原因でなぜ薄毛になってしまうのですか?きっとボスザルだって悩んでいるに違いありませんよ!
フサ森男性ホルモンの大部分を占める「テストステロン」が酵素と結びつくと、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という超強力な男性ホルモンが作り出されてしまう。これが抜け毛を引き起こす悪の親玉みたいなホルモンだ。
ウスイ:男性ホルモンが強いから、モテるし、薄毛になっちゃう…そういうことでしょうか!?
フサ森:いやいや、必ずしもそうとは言い切れない。もちろん体質や、遺伝の要素も大きく関わってくる。それに、脱毛ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、育毛剤で抑えることもできるんだ。
ウスイ:そうなんですか!早く言ってくださいよ〜!
フサ森:DHTを抑える成分は、フィナステリドなどが有名だが、最近注目されているのがビタミンC。ちょっと難しい話になるんだが、DHTによって誘導される「DKK-1」という脱毛促進因子がある。成長期の毛髪サイクルを強制的に退行期に移行させてしまうんだ。※海外の大学実験の論文では、ビタミンCを塗ったことによって、この脱毛促進因子「DKK-1」が抑えられたという結果が報告されているんだ。(「L-アスコルビン酸2-リン酸がヒト脱毛真皮乳頭細胞におけるジヒドロテストステロン誘導性 dickkopf-1発現を抑制(2010)」より参照)

ウスイ:ビタミンCにそんな効果が!たしかフサ森先生も、ビタミンCが配合された発毛促進剤を使ったとか言っていましたね。
フサ森:そう。フィナステリドを飲んだ場合、男性ホルモンの低下による副作用もたくさん報告されている。たとえば、性欲減退や、うつ症状、肝機能障害、勃起機能の低下、精子の減少などなど。もちろん問題がない場合もあるがね。
ウスイ:そのリスクを考えると、ビタミンCなら安心して使えそうですね。
フサ森ビタミンCの効果は、僕の髪を見てもらえばわかるだろう。
ウスイ:た、たしかに…。フサ森先生、もともと薄毛だったのが信じられないです。ぼくもビタミンCを塗ってみることにします。数ヶ月後、またご報告しますよ〜!

答え|ビタミンC カプサイシン

 

明日のネタに!

いかがだったでしょうか。全問正解できましたか?
ぜひ明日のネタに、そしてどちらか迷った時は、髪にいいものを選んでみてくださいね!