家に籠りがちな2020年こそ『糖』に注意!肌老化は体のコゲが原因?!
「春」が訪れ徐々に温かくなってきました。ぽかぽか気持ちの良い日々、思わず外に出たくなりますよね。しかし今年は家にいる時間が長い!紫外線も触れる時間が短いので、お肌のケアは今年は大丈夫と思っていませんか?
いえいえ実は「糖」の摂りすぎがお肌に悪影響な事を知っていますか?
体内で起きる「糖化」という現象が、シミやシワ、たるみなど肌老化を引き起こす原因といわれています。
「糖化」を意識した生活をするとしないとでは、肌に大きな差が開いてしまうかも?! 本日は「糖化」のメカニズムや、今からでも間に合う糖化の対策などをご紹介いたします。
最近のハリ不足…え、それって「糖化」のせい?
シミやシワ、たるみの原因の一つとして、「糖化」があるといいましたが、糖化が進むと発生するのが、老化物質の一つAGEs(最終糖化産物)。このAGEsが蓄積していくと、肌や血管、骨などをつくるタンパク質である「コラーゲン」の質に悪影響を及ぼします。「コラーゲン」が本来の働きを発揮できなければ、肌へのハリが失われ、シワやたるみといった肌老化を招く原因になってしまいます。
AGEsは、美肌の大敵「紫外線」と同じ作用だった?!
「糖化」が進むと発生するAGEs(最終糖化産物)には、メラニン色素の生成を促す紫外線と同じ作用があることが研究でわかりました。AGEsが肌に滞在していると、メラニン色素の元となるメラノサイトを絶えず刺激し続けてしまうため、過剰にメラニン色素が生成されてシミの原因に…。それだけでなく、老廃物が肌細胞に溜まり、肌が黄色くくすむこともわかっています。シミやシワ、肌がくすむ原因は様々で、紫外線によるダメージや、古い角質による積み重ねなどがありますが、その中の一つとしてAGEsが注目されているのです。
衝撃! 進行すると二度と戻らない「糖化」って?
「糖化」という単語は聞き覚えがあるけど、そもそもどういう意味なのでしょうか。糖化とは、糖質が体内のたんぱく質や脂質と結びついて細胞などを劣化させてしまう現象です。よく活性酸素により体が酸化すると「体がサビる」といいますが、糖の摂りすぎで「体がコゲる」ことを糖化といいます。なお、「サビ」た鉄はある程度キレイになっても、一度「コゲ」てしまった食材は元に戻りませんよね。同じ様に、体がコゲると元に戻ることは難しいため、これから少しでも糖化を意識していくことが大切になります。
糖化予防は、食事に気を配ることが一番!
一般的に、お肉や脂肪を含む食材を揚げたり焼いたりした料理は「糖化」しやすい料理といわれています。例えば、唐揚げやとんかつなどの揚げ物はもちろんのこと、普段からよく食べる白米やパスタなどの炭水化物、そして、あまーいケーキやお菓子などが「糖化」しやすいといわれており、これらの食材はなるべく制限することが好ましいです。しかし、食材だけ見ると、制限するのはかなり難しそう…。そんな方は、今から紹介する食べ方や生活習慣ををぜひ意識してみてください!
食後1時間以内に●●すれば糖化しにくい!
食後1時間以内は血糖値が最も上がって「糖化」しやすい時間帯。食後、すぐに横になると太ると言われているのは、血糖値が上がることが原因です。少し歩くだけでも「糖化」予防には良いので、外食後などはウォーキングを心がけてみてください。ウォーキングの習慣がつけば、筋肉の増量と新陳代謝がアップして、さらに糖を消費しやすい体になります。
老けたくないならまずは睡眠を見直そう!
美肌に効果的な質の良い睡眠。実は「糖化」予防にも良いとされています。新陳代謝が最も活発になるのは、睡眠時。睡眠不足が続くと新陳代謝が悪くなり、AGEs(最終糖化産物)が体からうまく排泄されない事態が起きてしまいます。そのため、毎日6~7時間ほどの質の良い睡眠を取ることを意識しましょう。美肌への近道、まず睡眠から見直してみてはいかがでしょうか。
ビタミンCは、外からも中からも摂るべき!
ビタミンCには、あらゆる種類の活性酸素を消去して、老化や光老化を抑制する作用があることはご存知の方も多いですよね。美肌にもよいとされているビタミンC豊富なレモンですが、「糖化」予防にも良いとされているのを知っていますか?
レモンやお酢に含まれるクエン酸には、老化の原因となるAGEs(最終糖化産物)の生成を抑える働きがあり、糖の燃焼を促進してタンパク質の糖化を抑制する作用があるとわかっています。さらに、酸化したビタミンCは糖の代わりに自らがタンパク質と結合し、糖化を抑制してくれる嬉しい作用も。毎日外からも中からも摂取することが「糖化」予防につながりますので、ぜひ意識して摂ってみてください!
おわりに
ついつい食べ過ぎちゃうこの季節ですが、食事内容や生活習慣、食べ方を工夫することで糖化予防にとても効果があります。毎日一つでも意識して「糖化」を予防しちゃいましょう。せひ、本日より試してみてくださいね。
参考資料:肌の糖化は老化の元凶!“肌焦げ”が起こる原因や予防策を皮膚科医が解説(美的.com)