老けと病気が9割防げる?大人に“腸活”が必要な3つの理由

「肌が老けて見える」「体調を崩しやすくなった」「太ってきた…」

悩んでいる女性

その原因は、“腸”かもしれません。汗をかき水分不足で便秘になりやすくなる夏は、とくに腸内環境が乱れやすいとき。腸の乱れは美容にも健康にも悪影響です。病気の9割が腸内細菌パワーで防げるとも言われるほど。今回は“キレイと元気をつくる腸活の秘訣”をご紹介します。

腸の健康

こんな悩みがある人は、腸トラブルかも?

肌荒れや吹き出物が気になる。

 
便秘の時、お肌が荒れた経験のある方はいませんか?悪玉菌のつくった有害物質が増えると、それを身体は体外に排出しようとします。 しかし便秘で出口がふさがれてしまうと、有害物質が腸から吸収されることに!それが血液に溶けて全身へと運ばれると、汗や皮脂などと一緒に毛穴から外へ排出され、肌荒れの原因となってしまうのです。肌の美しさは、腸内環境で決まるといっても過言ではありません。

体調を崩しやすくなった。

疲れている女性

風邪をひきやすくなったり、疲れが体に残りやすくなった方も、腸が原因かもしれません。腸は口から入ってしまった病原菌をブロックする役割があります。もし最近、どうも体調が優れない方がいたら、この腸の機能が鈍っている可能性も考えられます。

太ってきた。

お腹が気になる

「食べる量は変わらないのに太ってきた」そんな方は、腸内で“デブ菌”が増殖している可能性も?腸は食べたものの代謝に密接に関わる場所。悪玉菌を好むデブ菌が増えてしまうと、腸内での代謝が鈍くなってしまう危険があります。腸内環境を良くし、痩せ菌が好む善玉菌を増やすことが、ダイエットにも有効です。

すぐイライラしたり、不安になる。

体が疲れる

近頃イライラしてしまったり、不安に駆られてしまう人も、腸が元気でないことが原因かも?うつ病に陥ることもあるのだとか!便秘などで腸の機能が乱れてしまうと、腸内に蓄積された老廃物によって有毒なガスが発生。血の巡りが乱れてしまい、倦怠感や肩こりも引き起こしてしまいます。

腸は”超”スゴイ!3つの理由。

私たちがいつまでも健康で、若々しくキレイにいられるかどうかは「腸」しだい。でも、一体なぜでしょう?3つの理由をご紹介します。

1.腸は免疫をつくり、病気から守る

腸の免疫力

私たちを病気から守るための「免疫細胞」の70%は腸からつくられます。口から入りこんだウイルスは、腸内の免疫細胞によって嘔吐や下痢となって排除されます。さらに病気の元凶となる「活性酸素」も腸が抑制するため、がん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病までも予防してくれるとか。ちなみに免疫力をつくる残りの30%は、心。「病は気から」は一理あるということなのですね。

2.幸せホルモンをつくる。

腸と幸せホルモン

心が病気を防ぐために重要といっても、幸せホルモンであるセロトニンやドーパミンのもとをつくり、脳に届けるのも腸内細菌の役目。腸が元気であるからこそ、私たちは幸せを感じられ、ストレスに負けない精神力をキープできます。

3.美肌のもとビタミンを合成できる。

肌や髪などを若々しく保ち、私たちの生命活動の維持に大きく関わるビタミンは、じつは腸でつくられます。腸内細菌バランスが乱れると、ビタミンの供給が減ってしまいます!肌状態が腸内をあらわすのには、こんな理由も隠されていたのです。

腸内環境は「2週間」でバランスが変わります!

菌

腸内細菌はおなかに500兆個以上いると考えられ、重さはなんと1.5kg!大きくわけて3つの種類があり、ビフィズス菌や乳酸菌に代表される「善玉菌」のバランスを優位にすることが、腸内環境をよくする秘訣。理想のバランスは、善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1の状態です。いま腸内環境がよくないかも?と思う方も腸内バランスは2週間で入れ替わると言われています。

善玉菌を増やす食べものを、毎日摂る。

発酵食品

おなかに優しい食べものといえば、ヨーグルトが有名ですよね。それはヨーグルトの「乳酸菌」や「ビフィズス菌」が腸内環境を整えてくれるから。乳酸菌はヨーグルトや味噌などの発酵食品に多く含まれています。

ただヨーグルトの場合、どの菌が合っているかは人によってバラバラ。自分の腸に合うヨーグルトを見つけるために、決めたものを1週間食べ続けてみましょう。便や肌の調子が良くなるかも?

善玉菌をサポートする「日和見菌」のひとつ「納豆菌」を補うのも良い方法。善玉菌の餌になる「オリゴ糖」や、きのこや野菜などに含まれる「食物繊維」を摂ることも有効。食物繊維は、老廃物をドロドロにし、吸着した有害物と共に排出し、腸を刺激してぜん動運動を促します。

朝日を浴びて「体内時計」をととのえる。

空を見上げる女性

仕事や育児など、忙しい毎日に追われていると、ついつい不規則な生活になりがち。意外かもしれませんが、これもまた腸内環境を悪化させる原因に!自律神経の副交感神経が優位な、夜の寝ている時間こそ、腸は頑張って働いてくれます。体内時計をきちんと正常にととのえるために、朝の光を浴びて、夜は決まった時間に寝る生活がベスト。3度の食事を決まった時間に摂ることも効果的です。

ぐるぐる腸活マッサージも。

腸マッサージ

お風呂上がりなど、お腹が十分に温まっているときに、腸マッサージをしてみることもおすすめです。右腹部をスタートして、時計回りに○で記した場所を優しく押していきますそれぞれ押したまま10秒程度数えてみてください。両手を重ねて、おへその周りを円を描くようにぐるぐるとマッサージする方法も有効です。

腸活+ビタミンCのWアプローチが、美肌の秘訣!

笑顔の女性

美容や元気な体のために、今すぐ”腸活”を意識した生活をしたいものですね。いつまでも若々しくキレイな肌でいるためには、ビタミンCを外側から補うケアも欠かせません。ビタミンCは老化のもとになってしまう活性酸素を除去し、シミやシワの気にならない明るい肌づくりには欠かせない存在

腸の中からビタミンCを生成し、スキンケアでビタミンCを肌から直接補うWアプローチで、この夏も紫外線に負けない肌作りを目指しましょう!