【8割の女性が陥る】秋の乾いた肌と心に効く●●とは?
朝と夜はめっきり涼しくなって秋の深まりを感じる今日この頃。一方、「最近、肌がカサつく」と感じている方も多いのでは? ここで要注意! この乾燥状態を放っておくと、肌荒れやシワ、たるみなどの肌老化を引き起こしてしまうことも…。
そこで今回は、
- 乾燥の原因について
- 旬食材の美肌成分と食による糖化
- 秋冬に対応できる保湿ケア
3つの観点から、秋ならではの肌トラブルに負けない美肌生活をご紹介します。
8割の女性が陥る、秋枯れ肌って?
秋枯れ肌とは、夏のダメージによる、秋の肌トラブルのこと。ある調査によると、女性の8割以上が秋になると顔の乾燥を感じているという結果も出ています。主な原因は、「夏に浴びた紫外線ダメージ」と「気温・湿度の低下」。夏の間に浴び続けた紫外線によって、角層の乱れた状態が続き、肌の乾燥や肌荒れを招きやすくなっているんです。そして、気温と湿度がグッと下がると、肌表面が乾燥してきたり…。そうならないために、今からしっかりと美肌ケアをしていきたいですよね!
ついつい食べ過ぎちゃう?! 食欲の秋は、美肌にも深い関係が!
秋は食材が美味しい季節。食欲の秋を楽しみながら、美肌ケアができる食べ物があるって知ってました? 実は旬の食材には、栄養がたっぷり詰まっているだけでなく、美肌にうれしい成分が豊富に含まれているんです。そんな一石二鳥なおすすめ食材と美容効果をご紹介します。
1個で約1日分の●●が摂取できちゃうってホント? ~果物・野菜編~
\ポイント①/
ビタミンで肌荒れ防止や便秘解消に!
<柿>
美肌効果がとても高く、ビタミンA、ビタミンCが豊富。特にビタミンCは1個で約1日分の摂取量を満たすほどの量が含まれているともいわれています。風邪予防にも効くため、季節の変わり目である秋に、積極的に食べていきたい食材です。
<さつまいも>
こちらもビタミンCが豊富な食材の一つ。食物繊維、カリウム、アントシアニンなども含んでおり栄養満点。さらには、サツマイモにしかない成分ヤラピンには、便秘解消・整腸作用も期待できます。便秘は美肌の大敵! ぜひ意識して食べてみて。
<栗>
栗にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が含まれていて、実はビタミンづくしな食材♪ 肌荒れ防止や疲労回復にも効果がある優れものです。
意外と知らない?! 実は“食べる美容液”と言われてる●●とは? ~魚編~
\ポイント②/
鉄分やアスタキサンチン配合で、まさに食べる美容液!
<秋刀魚>
秋の味覚代表の秋刀魚には、脳細胞活性効果のある「DHA」やコレステロールを下げる「EPA」など多価不飽和脂肪酸を豊富に含んでおり、血中の中性脂肪及び悪玉コレステロールを低下させ、善玉コレステロールを高める働きがあるといわれています。また、皮膚や粘膜を強くするビタミンAの一種である「レチノール」も豊富。さらに、お肌のハリを取り戻すために必要なコラーゲンを生成する「鉄分」も含まれており、まさに食べる美容液とは秋刀魚のこと!
<鮭>
普段から食卓には馴染みのある鮭ですが、実はアンチエイジングフードといわれているのをご存知ですか? 鮭の赤い色素成分の「アスタキサンチン」は、強い抗酸化作用があり、なんとビタミンCの6,000倍もあるとされています。抗酸化作用はメラニン色素を除去する働きもあり、夏の紫外線でできてしまったシミにも効果が。さらに、鮭の皮にもDHAやEPAも含まれているので、食べるときは皮も美味しく食べてくださいね。
肌トラブルには●●を! 種類も豊富で料理にも取り入れやすい♪ ~きのこ編~
\ポイント③/
シミやシワにも?オルニチンやβ-グルカンが豊富!
<ぶなしめじ>
低カロリーで食物繊維が豊富なため、ダイエットに良いとされています。また、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲン生成を助ける役割がある、成長ホルモン(若返りホルモン)の分泌を促進する作用がある「オルニチン」も豊富。シミやシワなどの気になる肌悩みにも改善してくれる頼もしい存在です。
<まいたけ>
肌荒れを防ぐビタミンB2が豊富。また、肌の潤いを保つトレハロースが含まれているため、乾燥などの肌トラブルに効果が期待できるそう。そして、まいたけに含まれるβ-グルカンは、免疫力を活性化してくれるので、健康面はもちろんのこと、シワにも働きかけてくれるパワーが。 これは食べないわけにはいきません!
美味しく賢く美肌ケアできる旬食材で、身体の内側から美肌を意識していきましょう! しかし、ご飯が美味しい食欲の秋、ついついあれもこれもと他の食べ物にも目移りしがち…。食べ過ぎは身体に悪影響及ぼすだけではなく、お肌を老化させてしまうこと知っていましたか?
シワ・くすみ・たるみをもたらす「糖化」って?
美肌を目指すなら、ぜひ覚えておきたいのが「糖化」。糖化とは、 余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びつき、細胞などを劣化させる現象で、肌老化を招く要因として注目されています。肌老化が進行するとシワやシミ、くすみなどに。。。そのためにもGI*(グリセミック・インデックス)値の低い食品を選ぶことが、美肌への近道! 実は、秋の旬食材が糖化の抑制にも良いといわれています。先程ご紹介した秋の旬食材は、低・中GI値のものばかり。安心して旬を楽しめるのも嬉しいですね。
*各食材、調理法等によってGI値が変化します
いつだってストレスは美肌の大敵! 秋の森林浴でリラックス
食を見直してもストレスを溜め込んでしまったら、せっかくの美肌も遠回りに。ストレスにも効くこの季節ならではのおすすめは、ズバリ森林浴! 森林浴と聞くと、山などに遠出するイメージをする方もいるかもしれませんが、公園や植物園に行くだけでもOK! 森林浴で3つの嬉しいポイントをご紹介します。
【1】気持ちいい〜! リラックスしてストレス解消
森林浴の一番の効果はリラックス効果。森林浴をした後は、「コルチゾール」というストレスホルモンが減少するということがわかっているそうです。
【2】えっ! 美肌効果まで得られるの?!
森林浴をすると副交感神経が優位になり、体の隅々まで栄養や新鮮な酸素が行き渡ります。これにより、疲労回復効果もさることながら、血行促進や美肌効果まで期待できます。
【3】さらに嬉しい! ダイエット効果も♪
散歩やハイキングしながら森林浴をすれば、運動にもなってダイエット効果も期待できちゃいます! 意識して背筋を伸ばし、ゆっくり深呼吸しながら歩くように心がけましょう。
良いこと尽くしな森林浴、ぜひ近い週末楽しんでみてはいかがですか?
インドア派でも安心して! 秋にちなんだ●●でもストレス対策
秋はインドア派の方でもできる、ストレス対策をも合わせてご紹介♪ 実は、読書がストレス解消法になるんです! ある大学の調査で、読書をするとストレスが68%も低減し、ストレス解消法として効果的であることを発表したのです。さらに1日たった6分間の読書でも、心拍数を遅くし、筋肉の緊張をやわらげるのには十分だそう。秋の夜長、ゆっくり読書にふけるのもいいですね。
乾燥にはやっぱり「保湿」! 質の高い保湿できていますか?
ここまで生活習慣を中心にお話しましたが、この時期の美肌ケアはやっぱり「保湿」! 正しく質の高い保湿をするためには、まず肌の状態に合わせてスキンケアアイテムを見直すことが大切です。クレンジングや洗顔料、化粧水など、秋冬に向け保湿効果の高いものに切り替えてみてください。
また、肌は表面から乾燥し始めます。だからこそ、肌表面からの保湿を徹底することはもちろん、化粧水でしっかりと保湿した後は、クリームやオイルなどの油分で上からフタをしてうるおいを肌に「とどめる」ことも忘れないようにしましょう。
さらに保湿効果がアップ!「ビタミンC」ケアは欠かさないで
保湿効果アップを狙うなら、「ビタミンC」ケアは欠かせません。ビタミンC*は、お肌の水分量をコントロールするセラミド(細胞間脂質)の合成を促進・強化する働きがあるため、乾燥を感じるこの時期こそ内側からケアしてあげる必要があります。さらにはバリア機能や回復能力アップにも期待できる優れもの。また、シミやくすみの原因となるメラニンの過剰生成を抑える働きもあり、美白ケアが同時にできるのも嬉しいポイントです。
*整肌成分として
おわりに
秋の美肌ケアいかがでしたか。下記にポイントをまとめましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
- 秋の肌トラブルは「夏に浴びた紫外線ダメージ」と「気温・湿度の低下」が原因
- 秋の旬食材は美容成分たっぷり♪
- 秋の食材は、肌老化を招く要因として注目されている「糖化」の抑制にも良い
- ストレスは美肌の大敵!森林浴や読書でストレス発散
- お肌の水分量をコントロールするセラミド(細胞間脂質)の合成を促進・強化する「ビタミンC」ケアは欠かさないで!
秋は美肌だけでなく、体にもいいことばかり。肌も体調も揺らぎやすい季節の変わり目、ぜひ参考にしてみてくださいね。