【保存版】ダイエットサプリを選ぶ前に知っておきたい副作用と安全性の見極め方

 

ダイエットサプリは、手軽に栄養補給やダイエットサポートができるとして人気を集めています。しかし、その一方で副作用のリスクも存在します。安全なダイエットサプリを選ぶためには、基本的な知識を身につけることが重要です。

今回は、ダイエットサプリの副作用と安全性の高いサプリメントの見極め方について解説します。

市場にあるダイエットサプリの種類

ダイエットサプリは、その効果などによって様々な種類に分類されます。

カロリー(糖質)カット系サプリ

最も代表的なダイエットサプリであり、商品のラインナップも豊富です。 “糖や脂肪の吸収を抑える”成分として、茶カテキンやイヌリン、難消化性デキストリンが含まれていることが多く、ついつい食べ過ぎてしまう方や外食が多い方におすすめです。

栄養素補完系

このタイプは瘦せる、体重を落とすことよりも、ダイエットによって不足した栄養素を補うのが主な目的です。健康的に瘦せるためには、バランスよく栄養を摂ることが何より大切なので、ダイエットにおいては重要な役割を果たしてくれます。このタイプで最も人気なのが「ビタミン」系。糖質の代謝を助けるビタミンB群をはじめ、ダイエット中のストレスで失われやすいビタミンCも人気です。ビタミンCに関しては、ダイエットよりも美容目的で選ばれる方が多いです。

代謝アップ系

 脂肪の代謝に関わるブラックジンジャー、消化吸収を助ける酵素などの成分が含まれているのが「代謝アップ系」です。

運動サポート系

運動習慣がある方におすすめのタイプ。L‐カルニチンやアルギニンなど脂肪燃焼をサポートする成分が含まれており、運動時の脂肪燃焼を高めてくれる効果が期待できます。

自分に合った種類を選ぶことが大切

それぞれのサプリメントに含まれる成分や効果は異なるため、自分に合った種類を選ぶことが大切です。

サプリメントの選び方については、「ダイエットサプリメントが必要な人と要らない人の違い【診断チャート】」「ダイエットサプリを「人気」や「おすすめ」で選んではいけない理由」もご覧ください。

ダイエットサプリの主な成分とその効果

ダイエットサプリには、様々な成分が配合されています。ここでは、代表的な成分とその効果について詳しく解説します。

ターミナリアベリリカ

ターミナリアベリリカは、インド原産の植物で、その果実には脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを阻害する効果があります。そのため、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、体脂肪の増加を抑える効果が期待できます。

カフェイン

カフェインは、コーヒーや緑茶などに含まれる成分で、中枢神経系を興奮させる作用があります。この作用により、代謝が促進され、脂肪燃焼効果が高まるとされています。また、疲労感を軽減する効果もあるため、運動能力の向上にも繋がると考えられています。

ブラックジンジャー

日常生活でのエネルギー代謝を高め、脂肪を消費しやすくする働きがあると言われています。特に、お腹周りの脂肪を減らす効果が期待できるという研究結果も報告されています。

アルギニン

アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。成長ホルモンは、脂肪を分解しエネルギーに変える働きがあるため、脂肪燃焼を促進し、ダイエット効果が期待できます。

サプリの過剰摂取は絶対NG

様々なタイプがあるダイエットサプリですが、タイプが異なっていれば両方摂ってもいいわけではありません。というのも、ダイエットサプリは含まれる成分によってタイプが分かれますが、それぞれの成分が複合的に含まれていることが多いからです。

例えば、カロリーカット系のサプリにも、運動時の脂肪燃焼に効果がある成分が含まれていることがあり、逆に運動サポート系にカロリーカット系の成分が含まれていることがあります。

つまり、「カロリーもカットしたいし、運動時の脂肪燃焼も高めたい」という方が両方のタイプを飲んだ場合、特定の成分を過剰に摂取してしまう危険があるのです。

サプリを過剰摂取すると、胃の不快感や嘔吐をはじめとした健康被害が出てしまいます。

ダイエットサプリは基本的に1人1種類を厳守。どうしても並行して飲みたいサプリがある場合は成分を確かめることはもちろん、専門医に相談することをおすすめします。

ダイエットサプリのよくある副作用と避け方

ダイエットサプリは、体質や摂取量によっては、副作用が現れる可能性があります。

心拍数の増加

カフェインを多く含むダイエットサプリを摂取すると、心拍数が増加することがあります。動悸や息切れを感じた場合は、摂取を控え、医師に相談しましょう。

消化不良

食物繊維を多く含むダイエットサプリを摂取すると、胃腸が弱い人は、消化不良を起こすことがあります。腹痛や下痢などの症状が出た場合は、摂取量を減らすか、摂取を中止しましょう。

睡眠障害

カフェインを含むダイエットサプリを就寝前に摂取すると、睡眠を妨げる可能性があります。睡眠不足は、代謝の低下や食欲増進に繋がるため、注意が必要です。

副作用を避けるために気をつけること

副作用を最小限にするために下記のことに気をつけましょう。

成分表の確認

購入前に必ず成分表を確認し、アレルギー物質や持病に影響を与える成分が含まれていないか確認しましょう。

目安を守る

目安量を守って摂取しましょう。過剰摂取は、副作用のリスクを高めます。

他の薬との併用に注意: 現在、服用している薬がある場合は、医師に相談してから摂取しましょう。

体調不良時の摂取は控える

体調が悪い時は、サプリメントの摂取を控えましょう。

異変を感じたら医師に相談: サプリメント摂取後に、体に異変を感じたら、すぐに摂取を中止し、医師に相談しましょう。

安全性の確認ポイント

安全なダイエットサプリを選ぶためには、製造元の信頼性を確認することが重要です。信頼できる製造元は、以下の点が挙げられます。

国内製造

国内工場で製造されているサプリメントは、品質管理が徹底されているため、安心感があります。

GMP認証取得

GMP(適正製造規範)認証を取得している工場で製造されているサプリメントは、品質管理が適切に行われていることを示しています。

会社情報が明確

会社のホームページなどで、会社概要や製造工場に関する情報が明確に公開されているかも、信頼性の判断材料になります。

第三者機関による認証と評価を参考にする

安全性を見極めるために下記のような第三者機関による認証と評価を参考にしましょう。

 GMP(適正製造規範)認証

GMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)は、原材料の入荷から製造、出荷までの全ての過程において、製品の品質と安全性を確保するための基準です。GMP認証を取得している製造工場は、この基準を満たしており、高品質な製品を製造していることを示しています。

NSF認証

NSF Internationalは、公衆衛生と環境の保護を目的とした、世界的に認められた第三者機関です。NSF認証は、サプリメントの品質、安全性、表示の正確性などが、NSFの厳しい基準を満たしていることを証明するものです。

 USP認証

USP(米国薬局方)は、医薬品やサプリメントの品質基準を設定しているアメリカの非営利団体です。USP認証は、サプリメントの純度、有効性、安全性などが、USPの基準を満たしていることを証明するものです。

愛用者レビューと体験談の活用

実際にサプリメントを使用した人の口コミや体験談は、商品選びの参考になります。ただし、効果や副作用の出方には個人差があるため、参考程度にとどめ、最終的には自分で判断することが大切です。

安全なダイエットサプリの選び方

ダイエットサプリは、その種類や含まれる成分によって効果が異なります。安全かつ効果的にダイエットサプリを活用するためには、以下の点を考慮して、自分に合ったサプリメントを選ぶようにしましょう。

 アレルギー体質の人は、原材料をよく確認する必要があります。持病がある場合は、医師に相談してからサプリメントを選ぶようにしましょう。また、妊娠中や授乳中の人も、安全のため、医師に相談することをおすすめします。

 カロリー(糖質)カット系サプリ、運動サポート系、栄養素補完系など、ダイエットサプリによって期待できる効果は異なります。運動習慣や食生活など、自分のライフスタイルに合ったサプリメントを選ぶことが大切です。