爪に縦線が入る原因とは?病気の可能性もある?【セルフチェックリスト付き】

「爪に縦線が入っているけど、これって普通なのかな?」
「もしかして病気のサイン?」

爪は私たちの身体の健康状態を映し出す“バロメーター”ともいわれます。爪の縦線は加齢によって出ることもありますが、重篤な病気が隠れている可能性もゼロではありません。

今回は、爪に縦線が入る主な原因や対処法について解説します。自身の爪の縦線が正常かどうかを診断するチェックリストも掲載しているので、ぜひご活用ください。

この記事の監修者

吉岡 容子

医療法人容紘会高梨医院院長

東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設。

本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨しているわけではございません

爪に縦線が入る主な原因

まずは、爪に縦線が入る原因についてみていきましょう。

加齢

爪の縦線は加齢とともに目立ちやすくなります。年齢を重ねるにつれ、爪の成長速度が遅くなったり、爪を形成する細胞の働きが低下したりすることが主な原因です。一般的に、30代後半頃から爪の縦線が目立ちやすくなります

なお、加齢による縦線は基本的に健康上の深刻な問題ではありません。ただし、爪の厚さや色が極端に変化している場合は、別の原因も考えられるため注意しましょう。

乾燥

乾燥も爪の縦線を際立たせる要因の一つです。乾燥は縦線だけでなく、爪周りの角質が硬くなり、爪が割れやすくなる原因にもなります。冬場の乾燥はもちろんのこと、手洗いやアルコール消毒の頻度が高い方はとくに注意しましょう。

栄養不足

爪の主成分であるタンパク質や亜鉛・鉄などのミネラルが不足すると、爪が薄くなり、凸凹や縦線が目立ちやすくなります。とくに極端なダイエットをしている方や偏食傾向がある方は注意しましょう。

病気

爪の縦線は病気が原因で起こる場合もあります。メラノーマ(悪性黒色腫)や爪甲色素線条など、爪に色素沈着が生じる症状は病気のサイン。甲状腺機能低下症や貧血、自己免疫疾患など全身疾患が爪の変化として現れることもあります。

「爪の色が変わった」「短期間に縦線が濃くなった」と感じるときは、放置せず皮膚科や内科を受診しましょう。

生活習慣の乱れ

過度なストレスや睡眠不足、喫煙などによる血行不良によって爪の縦線が目立っている可能性があります。爪は血流から栄養を受け取って成長しているため、ストレスや不規則な生活はダイレクトに影響します。

生活習慣が乱れている場合は、根本的な見直しを最優先しましょう。

【爪の縦線セルフチェックリスト】こんな症状があれば注意が必要

先述した爪に縦線が入る原因の中で、最も注意すべきは病気です。ここでは、自身の爪の縦線の原因が正常なのか、病気が原因の可能性があるのかを判断するセルフチェックリストを用意しました。

以下の質問に「はい」が多い場合、爪の縦線は異常(病気)のサインである可能性が高いといえます。複数当てはまる場合は、早めに医療機関で相談しましょう。

【タイプ別】縦線ケア方法

爪の縦線は、原因に応じたケアを行うのが大切です。ここでは、各原因に合わせたケア方法を詳しく解説します。

加齢が原因の場合

加齢が原因であると考えられる場合、爪の成長速度が遅くなっている可能性があるため、血行促進のケアが効果的です。指先から根元に向かって、もう一方の指で爪の両サイドをはさんで揉みながら、やさしくマッサージすることで血流が改善され、栄養が爪にいきやすくなります。毎日の習慣として、数分間かけて、すべての指をマッサージしましょう。

また、加齢が原因と考えられる場合は、後述する乾燥対策や栄養バランスを整えることも重要です。

乾燥が原因の場合

乾燥が原因と考えられる場合は、保湿を徹底しましょう。ハンドクリームやネイルオイルを日常的に使用することで、爪周りの乾燥を防ぎ、爪の健康維持につながります。入浴後や就寝前にしっかりと保湿ケアを行うと、より効果的に爪の水分を補給できるため、爪の縦線が目立ちにくくなるでしょう。

また、水仕事の際は手袋を着用して、洗剤やアルコール消毒による爪・指先の乾燥を防ぐのも効果的です。

栄養不足が原因の場合

栄養不足が原因であると考えられる場合、バランスの良い食事を心がけることが第一です。爪の成長に欠かせないタンパク質やビタミン、ミネラルを効率的に補給するために、プロテインやビタミン群、亜鉛などのサプリメントを検討するのもいいでしょう。

おすすめサプリメント「プレミアムビタミンC マルチ」

健康な爪をつくるために必要な栄養素は幅広く、とくにビタミン、その中でもビタミンCは摂取したとしても排出されやすいという特性があるため最も不足しやすいと言われています。

「プレミアム ビタミンC マルチ」は、ビタミンCをはじめ、その他ビタミン群もバランスよく配合したサプリメントです。とくに普段の食事で野菜が不足しがちな方はぜひご検討ください。

>>プレミアムビタミンC マルチについて、詳しくはコチラ

病気が原因の場合

病気が疑われる場合は、専門医への相談が最優先です。爪の痛み、変色、急激な変化などが見られるときは、放置したり、自己判断で市販薬を使用したりするのではなく、速やかに皮膚科を受診しましょう。

ストレスが原因の場合

ストレスが原因と考えられる場合は、十分な睡眠、適度な運動を心掛けるほか、趣味の時間をつくるなどしてストレスを溜めすぎないように工夫しましょう。睡眠は時間だけでなく質も重要です。睡眠の質を高めるに意識すべきこととしては、寝室は適切な温度と湿度を維持する、就寝前はスマートフォンやテレビの使用を控えるなどが挙げられます。

睡眠の質については「睡眠の質とは何か? 睡眠チェックシート&改善方法」で詳しく解説しています。

爪の縦線を予防するために日常生活で取り入れたい習慣

ここでは、爪の縦線を予防するために日常的に取り入れたい習慣を3つ紹介します。

爪やすりを使用する

爪切りで一気に切ると爪への衝撃が大きく、縦線を悪化させる可能性があります。一方、爪やすりは爪をゆっくりと削ることで、負担を軽減し、表面を滑らかに整えられます。ただし、使用する際は常に一方向に優しく削るよう心掛け、過度な削りすぎには注意しましょう。

除光液を使いすぎない

頻繁に除光液を使うと爪が傷んでしまいます。使いすぎないように注意し、使用後はネイルオイルやハンドクリームでの保湿を徹底しましょう。

タンパク質を中心に、ビタミン・ミネラルを幅広く摂る

先述したとおり、食事は栄養バランスが重要であり、とくに以下の栄養素は健康的な爪を維持するためには欠かせません。

爪の成長、健康維持に必要な栄養素および食材としては、以下のようなものが挙げられます。

爪の成長、健康維持に欠かせない栄養素については「爪が割れるのは栄養不足が原因!?必要な栄養素とおすすめレシピを紹介」で詳しく解説しています。

爪の縦線に関するQ&A

最後に、爪の縦線に関してよくある質問にお答えします。

Q. 縦線が1本だけ黒っぽいのですが、どうすればいいですか?

A. 変色は病気の可能性があるため、早めに皮膚科を受診しましょう。

 

1本だけ黒っぽい縦線がはっきり入っている場合は、メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があります。痛みや出血を伴わなくても、急に濃くなったり太くなったりしている場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

Q. マニキュアを使うと縦線は悪化しますか?

A. マニキュア自体が縦線を悪化させるというよりは、除光液などで爪が乾燥することが原因である可能性が高いです。

 

先述したように、除光液の使いすぎには注意し、使用後は保湿しましょう。

親指の爪だけ縦線が入るのはなせですか?

A. 親指はよく使う指なので、他の指に比べて物理的な刺激や摩擦が多いことが影響する場合があります。

 

明らかな変色や痛みがない場合は大きな問題ではありませんが、気になる変化があれば医師に相談しましょう。

爪の縦線が気になる方に

今回解説したように、爪の縦線が目立ってしまうのは乾燥や栄養不足などが原因であり、爪が傷んでしまっていることの現れでもあります。そのため、食事や睡眠習慣を改めるなどの日常的なケアはもちろんのこと、補修液を活用するのもおすすめです。

 ビタブリッド ネイルシールドプレミアム

「ビタブリッド ネイルシールドプレミアム」は、ネイルケア専門ブランドTITANAIL(チタネイル)監修のもとに開発した、傷んだ爪の表面を瞬時に補修するネイルケア補修液です。

ケラチンの生成を補助するヘマチンを高濃度で配合しているほか、爪の内部結合を強化するプレックス成分(ジカルボン酸×コハク酸)を配合することで、弾力のあるしなやかで強い爪に導きます。

爪の縦線が気になる方、爪が割れしまった(または割れやすい)方はぜひご検討ください。

>>ビタブリッド ネイルシールドプレミアムについて詳しくはコチラ