【医師監修】正しい爪のケア方法〜健康的で美しい爪の条件とは?〜

爪が綺麗だと、それだけで手元の印象がぐっと引き締まります。逆に、割れていたり、変色していたりすると印象が悪くなるだけでなく、健康状態に問題がある可能性も考えられます。
実は、爪は健康状態を示すバロメーターであり、偏った食生活やストレス、生活習慣の乱れといった内面的な問題が、爪の状態に影響を及ぼすのです。
そこで今回は、健康的で美しい爪を育むためのケア方法について解説します。自宅で簡単に取り入れられるケア方法を紹介しているので、ぜひ試してみてください。
この記事でわかること
- 爪のケアが重要な理由
- 健康的で美しい爪の条件
- 爪の正しい切り方・整え方・甘皮処理の方法
- 爪や指先の保湿ケアのポイント
- 爪の健康維持に必要な食事・栄養素
- 爪の乾燥や縦線、凹凸が気になるときの補修・保護ケア
この記事の監修者

医療法人容紘会高梨医院院長
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設。
本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨しているわけではございません。
爪のケアが重要な理由
まずは爪のケアが重要な理由について解説します。
身体の健康状態を確認できる
冒頭でも触れたように、爪は身体の健康状態を映し出す「鏡」「バロメーター」です。爪が割れていたり、変色していたりする場合、栄養不足や血行不良、さらには病気のサインである可能性があります。
日頃から爪をケアすることは、身体の健康状態を確認することでもあるのです。
細菌や真菌の繁殖を予防できる
日頃から爪を適切な長さに保つようにケアすることは、見た目だけでなく、衛生的な観点でも重要です。長く伸びた爪には汚れや雑菌がたまりやすいため、細菌や真菌の繁殖リスクが高まります。
また、バイ菌やカビが発生しにくくするために、爪切りやヤスリといった道具は清潔に管理し、こまめに消毒しましょう。
見た目の印象がアップする
手元は意外と人目に触れやすい部位です。とくにビジネスシーンでは名刺交換や接客、パソコンでの作業中など、手元が見られる機会は多くあります。
整った爪は清潔感や好印象を与えるだけでなく、自己管理が行き届いている証拠でもあるため、仕事はもちろんプライベートでも信頼感を高めるための重要な要素となるでしょう。
健康的で美しい爪とは
爪のケアをするにあたっては、「健康的で美しい爪」とはどのような状態なのかを知っておく必要があります。
健康で美しい爪の条件としては、以下のようなものが挙げられます。
| 確認ポイント | 健康的な爪の状態 |
|---|---|
| 色 | 薄いピンク色で、透明感がある |
| 厚み | 薄すぎず厚すぎず、均一な厚みがある |
| 弾力 | 適度なしなやかさがある |
| 表面 | 滑らかでツヤがある |
| 爪と皮膚の状態 | 爪と爪床がしっかり密着している |
健康的で美しい爪かどうかを見極める上で、まず重要なのは色です。健康的な爪は適度な血流により、ほのかなピンク色や透明感が現れます。
また、爪は薄すぎず厚すぎず、適度な厚みと弾力を持った状態が理想です。
加えて、爪の表面が滑らかで光沢がある状態は、爪内部の水分や栄養がしっかりと行き渡っている証拠です。表面のキメが乱れていたり、艶が失われていると、乾燥や外部からのダメージが考えられます。さらに、爪と皮膚(爪床)がしっかりと密着していることは、爪が正しい位置で成長していることを意味し、血流や栄養の供給が十分に行われていることの表れでもあります。
これらの条件を維持するためには、定期的なケアはもちろんのこと、バランスの取れた食事や十分な水分補給といった規則正しい生活習慣が重要です。
爪の正しいケア方法
健康的で美しい爪を維持するためには日々のケアが欠かせません。しかし、自己流のケアで爪を傷めてしまう人も少なくありません。
ここでは、爪の切り方から表面の整え方、保湿の方法など爪の正しいケア方法について解説します。
| ケア項目 | 基本のポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| 爪を切る | 入浴後など爪がやわらかいタイミングで、小刻みに切る | 深爪を避け、白い部分を少し残す |
| 爪先を整える | スクエアオフを意識し、角をやすりで丸く整える | やすりは一方向に動かし、削りすぎない |
| 甘皮を整える | 甘皮をふやかし、浮いた角質だけをやさしく取り除く | 生きた甘皮を無理に取らない |
| 保湿する | ネイルオイルとハンドクリームを併用し、爪と甘皮まわりを保湿する | 手洗いや水仕事の後、就寝前にこまめに行う |
| 道具を清潔に保つ | 爪切りややすりを定期的に洗浄・消毒する | 爪まわりの衛生状態を保つ |
爪を切るタイミングと切り方
個人差はありますが、手の爪は1日約0.1mm(1ヶ月で3mm前後)、足の爪はその半分程度の速さで伸びます。そのため、手の爪はおおよそ1週間に1度、足の爪は2~4週間に1度を目安に切りましょう。あくまでも目安なので、指先から白い爪が目立ってきたら早めに切るようにしましょう。
爪を切るタイミング
爪を切るベストタイミングは入浴直後など爪が柔らかくなっている時です。お風呂上がりは爪に水分が含まれて柔軟になっているため、爪に負担をかけずスムーズに切ることができます。
逆に乾燥した硬い状態だと割れやすいため注意が必要です。また、柔らかくなりすぎると、切りすぎやケガにつながる恐れもあります。その際は、爪を切る前にタオルで軽く水気を拭き取るようにしましょう。
なお、爪切りのアイテムには、以下のようなものが挙げられます。
| アイテム | 特徴・ポイント |
|---|---|
| 爪切り(クリッパー) | 切れ味の良いものを使い、定期的に新調する |
| ネイルニッパー | 硬く厚い爪や、爪の端、ささくれ部分を切るときに使いやすい |
| 爪やすり | 爪切りでカットした後、断面をなめらかに整える |
爪の切り方
爪を切る際は爪に負担をかけないように、小刻みにカットするのが基本です。一度に深く切ろうとせず、爪の中央から先に少しずつ切り進め、左右対称になるよう形を整えましょう。理想的な爪先の形は「スクエアオフ」と呼ばれる四角い形で、爪先の角をわずかに丸めた形状です。

まずは、真っ直ぐに指先と同じくらいの長さに爪をカットし、角をやすりで丸く削りましょう。また、深爪はせずに、爪の白い部分(爪先の透明な部分)が少し残すようにカットするのがポイントです。深爪になると、爪の下の皮膚が露出して細菌感染のリスクが高まります。
爪の表面の整え方
爪は、爪切りで切りっぱなしにしている方は多いですが、おすすめしません。爪切りの刃で割れることもあるため、最後はやすりをかけてバリ(細かいささくれのような部分)を取り除きましょう。
ヤスリをかける際は爪に対して90度に当て、爪先の端から中央に向かって一方向に動かすのがポイントです。ゴシゴシと往復してこすってしまうと爪にダメージを与え、二枚爪の原因になります。また、バッファー(スポンジ状のやすり)を使うと、表面の凹凸を整えられます。ただ、磨きすぎは爪が薄くなる原因になるのでやりすぎには注意しましょう。月に1~2回程度が目安です。
なお、粗い目と細かい目の両面があるヤスリの場合は、粗い方で形を整え、細かい方で滑らかに仕上げるように使い分けましょう。
甘皮処理の方法
甘皮(爪上皮、キューティクル)とは、爪の根元にある薄い皮膚の部分を指します。甘皮(キューティクル)は爪と皮膚の間に細菌が入るのを防いでくれるため、過度に取りすぎるのはよくありません。そのため、甘皮は、基本は保湿して柔らかく保ち、余分な部分だけをケアするというスタンスが安全です。
甘皮の処理手順は以下の通りです。

まずは、処理しやすくするために甘皮を十分にふやかします。指先を約38~40℃程度のぬるま湯に5分ほど浸けて甘皮を柔らかくしましょう。必要であれば、爪と甘皮周辺にハンドクリームや市販のキューティクルリムーバーを塗布し、優しくなじませましょう。
甘皮が柔らかくなったら、甘皮と爪の境目に軽く当てるようにして甘皮を根本から押し上げます。強い力で押し上げず、爪のカーブに沿って円を描くように動かしてください。
甘皮を押し上げると、爪の根元に薄い薄皮状の角質が剥がれ浮いてきます。この浮いてきた部分だけをガーゼやコットンで優しく拭い取って除去しましょう。除去するのは浮いてきた不要な部分のみであり、薄皮(生きた甘皮)を無理に取らないようにしてください。
最後に、甘皮処理後は爪と爪周りの皮膚が乾燥しやすい状態なので、速やかに保湿ケアを行います。爪の根元にネイルオイルをたっぷり塗り込み、軽くマッサージするようになじませましょう。
甘皮処理の方法はやりすぎには注意し、月に1~2回程度を目安に行いましょう。
保湿の方法
爪の乾燥は二枚爪や割れ、ささくれの原因となります。また、水分が不足すると表面に縦ジワ(縦線)が入りやすくなり、見た目にも影響します。
爪の縦線の原因と対処法については「爪に縦線が入る原因とは?病気の可能性もある?【セルフチェックリスト付き】」で詳しく解説しています。
爪を保湿するためのアイテムとしては、以下のようなものが挙げられます。
| 保湿アイテム | 特徴 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| ネイルオイル | 爪や甘皮まわりにうるおいを与える爪用オイル | 爪の根元や甘皮まわりになじませる |
| ハンドクリーム | 手肌全体と爪まわりの保湿に使いやすい | 手全体になじませる際に、爪の根元や周囲にも塗り込む |
| ネイルパック | 週1回程度のスペシャルケアとして取り入れやすい | 乾燥が気になるときの集中ケアに使う |
爪や指先の保湿には、ネイルオイルとハンドクリームを併用しましょう。ネイルオイルは、爪や甘皮を中心にマッサージしながらなじませ、その上からハンドクリームを重ねることで、水分と油分の両方を補給できて効果的です。ネイルオイルは1日2~3回を目安に塗り込みましょう。
また、基本的な保湿ケアとして、ハンドクリームは手洗いや水仕事の後、就寝前などには必ず爪と指先に塗りましょう。ハンドクリームを手全体になじませる際に、爪の根元や周囲にも丁寧に塗り込む習慣をつけてください。
なお、週に1回程度のスペシャルケアとして、ネイルパックを使用するのもおすすめです。
その他重要なこと
爪のケアに関しては、先述したように、爪切りややすりなどのアイテムは定期的に洗浄・消毒することが大事です。また、ネイルアートやジェルネイル、ネイルポリッシュを塗り続けると、爪が呼吸しにくくなり、ダメージが蓄積します。そのため、定期的に休ませる期間をつくるようにしましょう。
自分では対処しにくい角質ケアやトラブルがあれば、自己判断せずネイルサロンや皮膚科に相談しましょう。
【季節別】爪のケアポイント
爪のケアは季節によっても注意点があります。
例えば冬は乾燥しやすいため、意識的にこまめに保湿を行うことが大事です。また、紫外線が強くなる夏場はUVカット機能のあるハンドクリームを使用するのもいいでしょう。
また、梅雨などの湿気が高い時期は爪まわりが蒸れやすく、細菌や真菌(カビ)の繁殖リスクが高まります。こまめに靴や靴下を乾燥させ、入浴時やシャワーの際には、指と指の間や爪まわりを丁寧に洗いましょう。洗ったあとはタオルでしっかり水気を拭き取り、湿気を残さないことがポイントです。
| 季節 | 起こりやすい状態 | ケアのポイント |
|---|---|---|
| 冬 | 空気の乾燥により、爪や爪まわりが乾燥しやすい | ネイルオイルやハンドクリームでこまめに保湿する |
| 夏 | 紫外線の影響を受けやすい | 手元や爪先にも紫外線対策を行う |
| 梅雨 | 湿気により、爪まわりが蒸れやすい | 足元や爪まわりを清潔に保ち、洗った後は水気をしっかり拭き取る |
爪を内側から強くするための食事ケア
爪の健康を維持するためには、外的なケアだけでなく、内的なケアも欠かせません。とくに日頃の食事は重要であり、爪をつくる「ケラチン」というタンパク質をはじめ、爪の成長や再生をサポートするビタミンやミネラルの意識的に摂取することが大事です。
爪に必要な栄養素および食材としては、以下のようなものが挙げられます。

これらの栄養素を偏りなく摂取するために、毎日の食事では栄養バランスに配慮しましょう。上記の栄養素は単体で摂るのではなく、タンパク質×ビタミンB群×ミネラル…など、複数の栄養素を一緒に摂取することで相乗効果が生まれます。
また、ストレスが溜まると食欲や消化吸収機能が乱れがちになり、必要な栄養素を十分に摂取できなくなる可能性があります。不規則な生活習慣や睡眠不足はホルモンバランスを崩し、爪の成長を妨げる要因になるため、健康的な爪を育むためには早寝早起きやバランスの取れた食生活、適度な運動によるストレス発散など、トータルでのライフスタイルを見直しましょう。
健康的な爪をつくるために必要な食事については「爪が割れるのは栄養不足が原因!?必要な栄養素とおすすめレシピを紹介」で詳しく解説しています。
爪のケアの関するQ&A
最後に、爪のケアに関してよくある質問にお答えします。
Q. 爪のケアは何から始めればよいですか?
A. まずは、爪を適切な長さに整え、爪と甘皮まわりを保湿することから始めましょう。
爪を切るときは深爪を避け、切った後はやすりで断面をなめらかに整えることが大切です。手洗いや水仕事の後、就寝前にはネイルオイルやハンドクリームで保湿しましょう。
Q. 甘皮は自分で処理しても大丈夫ですか?
A. 無理のない範囲で、注意しながら自分で処理することも可能です。
甘皮は爪と皮膚の間に細菌が入るのを防ぐ役割があるため、取りすぎには注意が必要です。処理する場合は、ぬるま湯でふやかしてから、浮いてきた不要な角質だけをやさしく取り除きましょう。痛みや出血がある場合は無理に行わず、専門家に相談してください。
Q. 爪を短く切りすぎたらどうしたらいいですか?
A. 清潔に保ち、保湿を徹底しましょう。
深爪してしまうと指先の皮膚がむき出しになり、バイ菌が入りやすい状態となります。帰宅後や水仕事の後には石けんで手を洗って清潔な状態を保ち、ネイルオイルやハンドクリームをこまめに使用して保湿を徹底しましょう。
Q. 爪が変色してきた場合はすぐ病院に行くべきですか?
A. 変色の原因を特定し、判断しましょう。
変色が長期間続く場合や、痛みやかゆみ、腫れなどを伴う場合、爪の形状が大きく変わってきた場合は皮膚科や内科などの医療機関を早めに受診しましょう。
Q. ジェルネイルとネイルポリッシュ、爪へのダメージが少ないのはどちらですか?
A. 一般的にはネイルポリッシュのほうがダメージは少ないです。
ただし、ジェルネイルも適切な除去方法を守り、適度に爪を休ませる期間を設ければ大きなトラブルは起こりにくいでしょう。いずれの場合も、使用されている溶剤の安全性が大切です。安全性の低い溶剤が使われていると爪や肌に刺激を与えるリスクもあるので、できるだけ刺激の少ないネイルポリッシュやリムーバーを選ぶことをおすすめします。
爪の乾燥や縦線、凹凸が気になる方に
爪は日常的なケアはもちろんのこと、乾燥や縦線、凹凸が気になる場合は補修液を活用したケアが有効です。
ビタブリッド ネイルシールドプレミアム
「ビタブリッド ネイルシールドプレミアム」は、ネイルケア専門ブランドTITANAIL(チタネイル)監修のもとに開発した、ヘマチンや加水分解ケラチンなどのコンディショニング成分を配合した爪化粧料です。健康的な爪をサポートするプレックス成分(ジカルボン酸※1×コハク酸※2)が爪表面を保護し、乾燥によるカサつきやガタつきをなめらかに整えます。
爪や爪まわりにうるおいとツヤを与え、乾燥や外部刺激を受けやすい爪を健やかな印象に整えたい方の毎日のネイルケアにおすすめです。
健康的で美しい爪を目指したい方へ。
ビタブリッド ネイルシールドプレミアムの詳細を見る
| 商品名 | ビタブリッド ネイルシールドプレミアム |
|---|---|
| 商品カテゴリ | ネイルケア補修液 |
| おすすめの方 | 爪の乾燥、縦線、乾燥によるツヤ不足、割れやすさが気になる方 |
| 特徴 | 爪表面を保護し、乾燥によるカサつきやガタつきをなめらかに整える |
| 主な成分 | ヘマチン、加水分解ケラチン、ジカルボン酸、コハク酸など |
※1シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール:湿潤剤 ※2コハク酸:pH調整剤

